日本の新入管法は時期尚早?排他的な文化も相まって議論噴出―中国メディア

配信日時:2018年12月12日(水) 6時10分
日本の新入管法は時期尚早?排他的な文化も相まって議論噴出
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国内の人手不足を解消しようと、日本の参議院本会議で8日、「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案」が可決・成立した。歴史的意義のあるこの「新移民法」は来年4月1日から施行される。資料写真。
国内の人手不足を解消しようと、日本の参議院本会議で8日、「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案」が可決・成立した。歴史的意義のあるこの「新移民法」は来年4月1日から施行される。しかし、論議を巻き起こしている同法律を急いで可決した感は否めず、日本国内では「時期尚早」だとの声が多い。また、海外でも、新法案が日本社会の移民に対する姿勢を変えるのかについて懐疑的な声が上がっている。例えば、CNNは最近、「発展途上国の労働者の選択肢はどんどん増えている。日本は外国人労働者が必要だが、外国人労働者は果たして日本を選ぶのだろうか?」と報じた。環球時報が伝えた。

新入管法の実施により、ビザ発給システムが大きく調整され、日本は今後5年間で外国人労働者34万5000人程度の受け入れを見込んでいる。外国人労働者は、日本で自由に仕事を選ぶことができ、転職も可能であるなど、これまでに比べて好待遇となる。日本の政策の風向きが変わったのは、国内で人手不足が深刻化しているからだ。米紙ワシントン・ポストは、「日本は今、超高齢社会になっており、高齢化が顕著であるにもかかわらず、出産率はそれに全く追いついていない。2017年、日本の出生数はここ100年で最少を更新した。人口問題が深刻で、安倍政権は改革を行った」と分析した。

日本の英字新聞ジャパンタイムズは、「多くの人が、この法律の可決は時期尚早で、多くの重要な条項は簡単すぎて意味をなさないため、外国人労働者の実際の利益を保証することはできないと感じている」と報じた。ワシントン・ポストも「長妻昭議員は、同法案の中心的論理に強い不信感を表し、本質的に外国人労働者を『人』と見なしておらず、施行されると、日本の国際的イメージに影響を与える可能性があると指摘している。長妻議員は、ある記事で、『日本はどのように外国人労働者の権利を守ればよいのだろう?外国人労働者にどのような社会的福祉を提供するのだろう?住居の問題はどのように解決するだろう?日本語研修はどうするのだろう?新法案はこれらの質問に答えていない』としている」と報じた。

制度が整っていないほか、日本の社会には、外国人に対して排他的な文化がある。CNNは最近、日本で仕事をしたり、生活したりしている外国人を取材。日本に来て数年になるあるベトナム人女性は、「日本で一番初めに知った文化的概念は、日本人は日本人と外国人を区別しているということ。外国人に対して、日本人は習慣的に礼儀正しく接し、親切にするものの、心からそうしているわけではない。このような文化を前に、『自分はよそ者と見なされている』といつも感じている」という。

CNNは、「近代、日本は本当の意味で外国人を受け入れてはこなかった。1990年代にも人手不足問題が生じ、当時の政府が入管法を改正し、日本に来て働いてもらおうと、戦後ラテンアメリカに移住した日系人を対象に、長期に渡ってビザを更新し続けることができる優待策を打ち出した。しかし、08年に経済が衰退期に入ると、日本政府は、手の平を返したかのように、それら日系外国人労働者に早く帰国するよう催促し始めた。米国テンプル大学の日本問題専門家・キングストン氏は、『日本は外国人労働者に対して、いつもはしごを外す。ティッシュペーパーのように使い終わったら捨ててしまうのだ』と指摘する」と報じた。

30年には、米国やドイツ、韓国、フランス、シンガポール、台湾などで高齢化が深刻化すると予想されており、アジアの多くの国も日本と外国人労働者をめぐる「争奪戦」を繰り広げることになるとみられている。ジャパンタイムズは「日本が外国人労働者に対する待遇を改善しないなら、外国人労働者は受け入れプロセスがシンプルで分かりやすく、政府が厳しく監督・管理する韓国へ流れることになるだろう」と報じている。またある専門家も、「外国人労働者への依存度が高いシンガポールはPRに成功している。同国は長年、外国人労働者を、『国の建設者』であり、『道路の清掃者』、『暮らしをより快適で、便利にしてくれる』功労者と位置付けている。この点で、日本にも大きく改善する余地がある」と指摘する。

外国人労働者にとって、日本は魅力ある国であることは間違いない。米国ピュー研究所が15年に実施した調査によると、アジア太平洋地域の回答者の71%が日本に対してポジティブな見方を示している。治安や環境が良いというのが日本のセールスポイントだ。しかし、日本で長年働く外国人の多くが、精神的疲労を感じるようになっている。前出のベトナム人女性は、「もし、両親を日本に呼んで一緒に住むことができるのなら、いろんな弊害も我慢できる。そうできないなら、帰国することを考える。日本に対して好感はまだ残っているけど、日本は、『外国人労働者が日本を必要としているというより、日本が外国人労働者を必要としているという方が正しい』ということを日本は認めるべきだと思う」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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  • MR***** | (2018/12/12 09:26)

    数年前はレストラン、コンビニで高校生バイトをよく見かけてたが、最近は外国人が多い。働き手が著しく足りない中、外国人に頼るしかないのが現状。経済界は痛感しているけど、国民はまだ肌で感じてないから異論が出ている。 社会保障を懸念する声多いけど、いまはアルバイトでさえ社会保険加入を強制されているので、給与から天引きすればいい話だし。人は雇用したい、でも社会保障が心配で与えたくないのは虫が良すぎるでしょう。 内面外国人をよそ者扱いしているのも事実だが、あからさまに外国人を差別したり、悪態を取ったりする国よりは遥かに優しい。
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  • ato***** | (2018/12/12 07:03)

    >この法律の可決は時期尚早で、多くの重要な条項は簡単すぎて意味をなさない この法案の成立に反対しているのは、不法就労者から法外な渡航費用を取っている〈悪徳仲介業者〉ではないのか。正規のルートで入国できるようになれば、もう商売にならないからだ。もし〈条項〉を追加するなら『仲介業者から渡航費用を請求されても、雇用主は肩代わりしてはいけない』を入れるべきである。賃金から借金を引いているため最低賃金を下回るのだろう。
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