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<コラム>日本のマインドで中国に乗り込んではダメ、10年かかってわかったこと

配信日時:2018年2月13日(火) 19時30分
日本マインドで中国に乗り込んではダメ、10年かかってわかったこと
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このところ、販路拡大とともに日系企業の中国駐在組のレベルが陳腐化しつつあることを感じずにはいられません。写真は筆者提供。
このところ、日系企業がその後どんどん中国進出しては撤退するを繰り返し、またグローバルという言葉の一人歩きか?中国以外に手を染め始めて、販路拡大とともに日系企業の中国駐在組のレベルが陳腐化しつつあることを感じずにはいられません。

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なぜなら、日本は大手企業しか今を持って中国に上陸しておらず、その大手企業も4〜5年の周期で担当者が転勤する…ゼロから人間関係を築いても、さあ今からというときに帰国もしくは他国への赴任辞令…これでは、プロジェクトも動けない&動かない現状があります。

そんな中で、私が培ったものといえば、ベンチャー起業家で中国に骨身をうずめる覚悟のできている若者経営者と、中国人だけで形成されている中華企業そのものとの付き合いが重要であり、これがなければこの国は語れないこと。そこに頭っから、懐に入りきる強さとコミュニケーション能力がないと継続的なライフラインは確保できない、そう結論付けています。

中国は金儲けの好きな国、そして自分ありきの笑顔の少ない国。さらには、ものまねのうまいコピー大国。完成されたものを好み、そのプロセスには全く興味を示さない国。そんな中国が、今変わろうとしています。日本向けのインバウンドツアーの緩和が拍車をかけたのか?全く形のない「企画」「マーケティング」に興味を示してきました。

そこのプロセスがないと、人は集まらない、物は消費しない、成功しないことに気付きだしたのでしょう。だから、何かにつけて酒盛りに招かれる私。私が企画屋だからです。マーケッターだから。そして、さらに彼らに都合がよいことは、私にはどこの日系企業の色もついていないこと。

中国をブランディングするのに、切っても切れないこと。それは、共産党です。ここで政治色のことを語るつもりは全くないのですが、そういう国なんです、中国って。

日本のマインドと違って、中国は行政のトップより地位の高い「共産党委員会」というものが幅を利かせています。それも、特に上海人。私も何のかんの言ってもう上海歴が足掛け15年ですが、最初のころはリスクヘッジからか国際ビジネスへの恐怖感からか、ほぼほぼ中国に乗り上げの日系企業とばかりお付き合いしておりました。この間、失敗も数知れず。騙されもしました。こてんぱんにやられました。

でもわかったことがあるんです。根本が違ってたなあと。それがわかるのに、10年かかりましたから。中国で確立するには、中国人と付き合うこと。中国を味方に付けること。日本を売り込むのではなくて、中国の発展にいかに自分が役に立てるか?それを実践できるか?もとを正せば、日本人も中国人も長い歴史の中ではひとつだったはずですから。

必然的に、ここ1〜2年くらいで中国での人間関係の完全リニューアルが完成しました。なので、今は仕事でもプライべーとでも基本形が中国人とのお付き合い。文化の違いも、商売の違いも、すべて中国が主語となってから?目に入ってくる世界や付き合っていく人脈もが全く変わりました。

さて、そんな背景がありながらの人と人との交流。人が集まるところには、酒があります。その延長には、酒の肴(さかな)があって、人と人との喜怒哀楽があります。腹を割って話すのも、酒があってこそ。そこは、万国共通。宴会は、ほとんどが円卓での中華料理。中国4000年の歴史は、今も変わらず健在。火鍋・上海ガニ・小籠包・紹興酒といったところでしょうか?

ある日も、中国人のみの宴席に招かれまして、日本人は私だけ。よくある隠れ家丸ごと一棟の一見様お断りのレストランにてVIP待遇。まずは、1階ロビーにて、中国茶で百年物の調度品を眺めながらのゆるい時間が流れます。

「何が始まるの?」という自分と「ここで手ぶらで帰るわけにはいかないからどうにかしてプレゼンしてクロージングしないと」という自分と。

空気が和んで、メインへ。いきなり年代物の紹興酒で乾杯のあと、次から次へ出てきたのは超ゴージャスな上海料理。実は初めてだったのです。上海歴長しといえども、食べるのが…紹興酒付けの、上海ガニ食べ放題。すでに、老酒で返杯ラッシュが始まっているところに、紹興酒付け上海ガニですから、酒尽くしのダブルヘッダー。中国人の皆さまは、打ち合わせとか商談とかいう空気感は全く持っておらず。アルコールですから、中枢神経もそれなりに緩くなりますから。日本式の接待とは全く観点が違うのですよ。

ここで上海ガニのことを少しだけ語りますと、上海ガニには【九雌十雄】っていう中国の言葉があるぐらい旬な食材なんだそう(九月は雌が、十月は雄が美味い)。

日本の季節に合わせるとだいたい雌は10月から11月、雄は11月から12月ぐらいになるみたいで、当たり前ですけど、そのグレードを知らず知らずのうちに競い合うのが、これもまた上海人の当たり前です。

話は戻して、そしてもうひとつこの席に、どれだけ共産党員を連れてこれるか、がステータス。私との会話の内容なんて、なんとも思っていないのです。こうなると、もう、馬鹿になったもん勝ち。楽しく愉快に。それのみ。ひたすら、次に続きますように。せいぜい、招かれたことに感謝するのが精いっぱい。謝々!

■筆者プロフィール:入江佐和(マダム佐和)
1964年生まれ。京都府出身。関西外国語大学英米語学科卒。全日空の客室乗務員関西空港に所属し、主にアジア便で12年勤務した。ノエビア化粧品の商品開発チームで経験をつんだのち、NHK大河ドラマで地域おこしのプロデューサーとして常連組となる。さらに、上海のラジオ番組「マダム佐和のダイナマイトストア」と「宮ちゃんの花風水」でパーソナリティを務めるなどマルチに活躍している。
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